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ブルー・ウインド・ブローズ

ベルリン国際映画祭ジェネレーション・コンペティション部門選出

ブルー・ウインド・ブローズ

内田裕也と内田也哉子、父娘初共演

2023年11月10日より
新宿武蔵野館にて
2本立て特集上映スタート!

新宿シネマカリテにて
【1週間延長上映】決定!
11月24日(金)〜30(木)まで

詳細はこちら

新潟・市民映画館シネ・ウインド
にて 公開決定!
2024年 1月13日(土)~26(金)まで

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佐渡島に神秘の風、
ブルーウインドが吹き抜ける

田中日月 内田也哉子 田中椿
新音 萩原聖人 森山開次 福田ルミカ
内田裕也

監督・脚本・編集:富名哲也
企画・プロデュース・キャスティング:畠中美奈
製作・配給:テツヤトミナフィルム

宮沢賢治

あらすじ

舞台は佐渡島。息子の誕生日のプレゼントを買いに行ったまま帰ってこなくなった父。少年アオ(田中日月)はバケモノに父親がさらわれたと思っている。ある日、孤独を感じているアオの前に、謎の転校生・小夜子(新音)が現れる。里親に育てられ同じく孤独を感じている小夜子とアオは心を通わせる。義肢制作を生業にしているアオの母ミドリ(内田也哉子)は、幼馴染(萩原聖人)から思いを寄せられ心が揺らいでいる。アオの祖父( 内田裕也) は子どもたちの未来を案じている。そんなある夜、里親に辛い仕打ちを受けた小夜子がアオの元を訪ねてくる。深夜、二人はミステリアスなバスに乗って、アオの父親が幼い頃に見たというバケモノが現れた海へと向かうことになるが…。島の美しい風景の中で、家族と少年少女の出会いと別れの物語が綴られる。

プロダクション・ノート

佐渡島をロケ地に選んだのは、2017年に初めて訪れた時に島の神秘的な魅力に惹きつけられたのが理由です。佐渡は、あちらの世界とこちらの世界のちょうど間にあるような不思議な場所に感じました。映画の物語となっている、行方不明になった父親はバケモノにさらわれたと思っている少年が暮らしている風景にピッタリだと直感。タイトル「ブルー・ウインド・ブローズ(Blue Wind Blows)」の意味、“青い風が吹く”の由来は、宮沢賢治が“青色の風は涅槃から吹く風”と話していたことを、むかし本で目にしていたのですが、題名を付ける時にその記憶がふと甦りました。劇中の兄妹役は、島内のオーディションで実際の兄妹をキャスティングしました。二人とも目がとても澄んでいて綺麗だったからです。

富名哲也監督 プロフィール

北海道出身。英国ロンドンフィルムスクールで映画を学ぶ。妻でプロデューサーの畠中美奈とプロダクション、テツヤトミナフィルムをスタートする。2013年、短編映画「終点、お化け煙突まえ。」(岸井ゆきの主演)が、釜山国際映画祭の短編コンペ部門に選出。2018年、長編初映画「ブルー・ウインド・ブローズ」(内田也哉子・内田裕也 父娘初共演)が、ベルリン国際映画祭ジェネレーション・コンペティション部門に選出。同作は多数の国際映画祭に招待され作品賞や撮影賞などを受賞。2023年、長編第二作目「わたくしどもは。」(小松菜奈・松田龍平ダブル主演)が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門公式出品作品としてワールドプレミアを迎えた。

受賞

富名監督の短編映画
「終点、お化け煙突まえ。」
も併せて上映決定!

終点、お化け煙突まえ。

2013年制作された富名哲也監督脚本の短編映画「終点、お化け煙突まえ。」第46回アカデミー賞最優秀主演女優賞を「ケイコ、目を澄ませて」で受賞した岸井ゆきのが主演を演じています。同作は、釜山国際映画祭短編コンペティション部門公式出品を始め、世界15国以上の映画祭に招待されました。他キャストに、バス運転手役に川口覚、謎の乗客に玄理が出演しています。

主演:岸井ゆきの
出演:川口覚 玄理


監督・脚本:富名哲也
企画・プロデュース・キャスティング:畠中美奈
© テツヤトミナフィルム
カラー/17分/日本

あらすじ

高校の卒業式の帰り道、ミドリはいつものようにバス停へと向かう。秘かに思いを寄せているバスの運転手との時間も最後となるその日、ミドリを乗せたバスが向かった先には・・・。かつて足立区千住にあった火力発電所の煙突、通称お化け煙突をモチーフに、女子高生とバス運転手の不思議な恋の物語を描いている。

終点、お化け煙突まえ。